三菱重工産業機器株式会社(本社名古屋市、吉山嘉久社長)は業務用洗濯機事業から撤退、事業を終了する。
同社はドライ機をはじめ、連続式洗濯機や脱水機、ロールアイロナーなどの製品を製造、販売しており、業界を代表するメーカーのひとつ。
ユーザーに向けた撤退に関するお知らせの中では「クリーニング需要は平成2年をピークに毎年減少傾向にある中で、昨今のサブプライムローンに端を発する不況の影響で、足下の販売数量が減少するとともに、今後の業績改善を見通すことがきわめて困難となっているため撤退を決断した」としている。
2009年6月30日に営業活動を終了し、9月29日までに生産と部品供給を終了する。
事業撤退後のアフターサービスの大半は住商アイナックス株式会社と株式会社稲本製作所が引き継ぐことで最終協議に入っている。ストレッチプレス、ボディプレスに関しては株式会社宮田工機が引き継ぐ予定。
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