環境省は「温室効果ガス排出削減・吸収クレジット創出支援事業」の2010年度第1次公募で6案件を採択した。 この事業はオフセット・クレジット(J-VER)等の創出に資する事業に対し設備投資等に補助を行うもので、補助の上限額は5,000万円で、補助率は3分の1。今回は2010年4月9日から5月14日まで公募を行い、5月21日に選択検討会を開催。その結果を踏まえて決定した。
今回決定した6案件のうち5案件がリネンサプライ工場となっている。
「オフセット・クレジット等を活用した地域興し事業」
事業概要は、リネンサプライ工場のボイラーから排出されるガスや温排水の排熱を回収して、供給水の予熱に利用することにより、加熱に利用される化石燃料の消費量を削減する事業について、近畿地方の自治体、公益法人、リネン事業者が一体となって事業を実施し、省エネ対策や環境配慮型工場運営を行うというもので、リネンサプライ関係の申請事業者は次の4社。
- 共同リネンサプライ株式会社大阪支店(大阪府)
- 東洋紡リビングサービス株式会社(兵庫県)
- 株式会社丸和(和歌山県)
- 株式会社井戸太蒲団店(奈良県)
「新規排出削減・吸収分野開拓事業」
事業概要は、リネンサプライ工場で使用されているボイラーの燃料をA重油から都市ガスに転換することで、CO2排出量の削減を行う事業で、申請事業者は、
同省では第2次公募を6月1日から21日まで行っている。
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