株式会社白洋舍(本社東京、五十嵐素一社長)は株式会社オンワード樫山との協業で、皮革や毛皮を部分使いした衣料品のクリーニングで新しい仕組みを構築したことを発表した。
皮革や毛皮を衿・袖などで部分的に使った衣料品では、本体部分の繊維素材にあわせたクリーニングを行うと、皮革・毛皮部分が硬くなったり、変色したりする可能性がある。そのため取扱が難しいため、場合によってはクリーニングを断るケースもあった。
そこで白洋舍は東京ホールセール株式会社、日本ファー・スエードライフ協会との協力し、オンワード樫山と協業して同社が販売する商品についてクリーニングデータを共有する仕組みを構築した。
具体的には、オンワード樫山が発売する商品と素材データを事前に受け取り、複数の特殊溶剤で3社共同によるテストクリーニングを実施。安全で効果的なクリーニングの方法を確認する。このテスト結果を受け、オンワード樫山はこの趣旨を明記したオリジナル下げ札を付けて販売するというもの。
顧客から該当商品が持ち込まれたら、白洋舍では事前に確認しているクリーニングデータをもとに皮革専用クリーニング、ハンドケアクリーニングを主体とした最適なクリーニング処理を行なう。
すでにジャケット、コートなどオンワード樫山の4ブランド、8品番で展開がはじまっている。
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