第7回埼玉県クリーニング交流会が6月28日、さいたま市で開催された。県内からおよそ20名が出席した。
今回のテーマは「消費生活支援センターに持ち込まれる相談の実態」。昨年2月に行われた同テーマへの関心が高かったことから、最新の情報をまじえた2回目の開催となった。
講師は埼玉県消費生活支援センターの相良純子氏(商品安全担当課長)、山樹文子氏(主任消費生活相談員)。実際にあったセンターへのクリーニングに関する相談のなかから11事例を紹介。相談内容、センターでの対応と結果、解決策などを解説した。
埼玉県消費生活支援センターで行う商品テストは多種にわたるが、クリーニングに関するテスト件数は毎年30〜50%近くを占めている。そのような背景を踏まえ、特に重要なのは受付・引き渡し時のチェックや説明だとしている。調査では商品テストに回ってきたうちの2、3割程度しか引き渡し時にチェックされていないという。
また衣類は年々変化しているため、商品の情報を把握することも重要とのこと。
もしトラブルが起きてしまった場合は、
- 消費者の申出内容を的確に把握する
- 再洗い・再仕上げで効果があるのかよく検討する
- 摩擦・汗等の付着、虫くいだけが原因ではない
- 管理体制の確認
といった対応策をあげていた。
その後、参加者による「繁忙期を過ぎて〜今年の成果は?」をテーマに情報交換を実施。繁忙期の状況や傾向など、参加した全員が発言し、意見交換を行った。
次回の埼玉県クリーニング交流会は9月20日、工場見学会を予定している。
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