日本繊維製品・クリーニング協議会(角田光雄会長)は11月22日、「第7回日繊ク協交流会議」を東京で開催した。今回のテーマは「JIS取扱い絵表示改正とその運用ルール」。
会議はまず日本アパレル・ファッション産業協会の藤吉一隆氏が「新JIS取扱い絵表示のガイドラインについて」講演。改正の背景や主な改正点、アパレル業界の対応、改正に際しての注意点などを解説した。
クリーニングに関係するところでは、改正JISでは従来の家庭洗濯だけでなく、商業クリーニングも対象とした表示になること、商業ウエットクリーニングが追加されることなどがあげられる。そのためクリーニング事業者も改正JISの表示内容の把握に加え、受付や処理時の確認項目の増加の影響も考えられる。
続いて学識者、アパレル、流通、クリーニング、それぞれの立場から4人のパネラーが参加し、パネルディスカッションが行われた。
表示の基準などについての意見が交わされたほか、2017年春夏から予定されている改正JIS取扱い絵表示のついた製品に対して、各業界での今後の周知活動や受け入れの対応なども紹介していた。
同会では今後もJISとISOの整合化についてセミナーなどを随時開催し、改正JISの周知に努めていくとしている。
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