アークロマジャパン株式会社(本社大阪、山口嘉章社長)は2月6日、東京・港区のグランドプリンスホテル新高輪で「新社発足の祝賀会と新商品発表説明会」を開催。「省エネ」「衛生」をテーマにした洗剤、助剤の新製品を発表した。
今回、発表された新製品は次の商品。
除菌助剤「パラセットP」
洗濯槽内で過酢酸を発生させ、高い除菌力・漂白力をあげる助剤。洗浄温度を下げても効果があるため省エネにもつながる。
除菌洗剤「パラセットLQ(リキッド)」
過酢酸を発生させる成分を配合し、酸素系漂白剤と一緒で被洗物に付着した細菌に対し除菌効果を発揮する液体洗剤。洗浄温度40〜50℃で効果が出るため、熱エネルギーの削減ができる。またケイ酸塩が含まれていないため、RO膜による水リサイクルシステムを採用しているところでも使用可能。
タンパク分解酵素「シスタクリーンEZタブレット」
取り扱いしやすいようタブレットタイプ(1錠5g)にした耐アルカリ性タンパク質分解酵素。粉立ちもなく、計量する手間もいらないため、非常に使いやすいのが特長。
洗浄時の高いアルカリ領域でも効果があり、ほとんどの繊維に対して、付着したタンパク質汚れを速やかに加水分解して除去する。また連洗や洗濯脱水機など洗濯機の形態を選ばず、簡単に溶解するためワイシャツから病衣、コックコート、テーブルクロスなど幅広い製品で使用できる。
使いやすいタブレットタイプのシスタクリーンEZタブレット
非硅酸型過酸化漂白助剤「シスタクリーンBR」
50〜60℃の中温洗浄に適した省エネタイプ。洗浄温度を10〜15℃下げることができるため、熱エネルギーの低減につながる。強い乳化・分散力で特に油脂汚れに対してすぐれた洗浄力を発揮する。
塩素系漂白用洗剤「シスタクリーンPOJ」
高濃度の塩素系漂白下でも高い油脂溶解性と蛍光白度を維持できるため、おしぼりやダイアパー、白物再洗などに最適な粉末洗剤。塩素漂白の安定化成分配合により、本洗温度10〜15℃下げた状態で使える省エネタイプ。
熱交システム用特殊洗剤「シスタクリーンHT」
排熱回収システムを採用して、予洗から高温洗浄しているケースにも対応。高温予洗でも特殊浸透剤、特殊ビルダーを配合して、現状と同等のタンパク質汚れを除去する。
またすぐれたキレート分散剤により金属イオンが多い洗濯水でも影響なく洗浄できる。
アークロマジャパンは、クラリアントジャパン株式会社が2013年10月、テキスタイル化学品およびペーパー化学品事業を分離売却して発足した新しい会社。クラリアントジャパンの洗剤や助剤などの製品はアークロマジャパンのランドリーチームに引き継がれている。