ランドリー機器の世界トップメーカーのひとつジェンセン・グループは日本法人「ジェンセン・ジャパン株式会社」(本社千葉県浦安市、後藤進社長)を設立。ジェンセン・グループCEOのジェスパー・ジェンセン氏が来日し、2014年4月23日に浦安市内のホテルで記者発表会を行った。
ジェンセン・ジャパン株式会社の設立により、日本国内の代理店へのサポート体制を強化することに加え、これまで国内に導入されていない各種製品の国内展開を積極的にはかっていく考え。
また日本語により迅速で的確なサポートを行うことで、輸入機に対するユーザーの不安も解消する。ジェンセン・グループが100%出資する現地法人ということで、サービスの継続や効率の確実性も高いといえる。
ジェンセン・グループは2010年に株式会社アサヒ製作所と業務提携を行い、革新的な省エネタイプの連洗やロール機などを国内のリネン工場に提供してきた。
しかしそれ以外にも入荷から出荷まで幅広い製品ラインナップを有しており、国内未導入の製品も多い。今回、その中でも特にリネンの仕上工程、ユニフォーム処理工程、中央制御システム、遠隔サポートシステムに重点をおいて機器の紹介をしていきたいとしている。
またダイレクトガスヒーティングを利用した“ジェンセン クリーンテック コンセプト”にも力を入れていく。年々増加するランドリー業界からの環境保護ニーズを踏まえ、省エネと節水を実現するため2008年に導入したもので、使用水量の大幅な削減、統合型の熱回収によるスチームレス生産ができるため利点が多い。アメリカやオーストリア、スイスなど世界各地で導入する企業が増えてきており、工場のスタイルを大きく変えるものとして注目されている。
ジェスパー・ジェンセン氏は「長期的な投資として日本法人を立ち上げることにしました。当社の商品とサービスへのサポートを充実させることで、さらに日本のお客様にご安心いただけるよう、ジェンセン・グループとしても日本法人を全面的にサポートしてゆく所存です」と話している。
なお今年11月に東京で開かれるクリーンライフビジョン21「2014東京国際クリーニング総合展示会」に出展を予定しており、会場でジェンセン・ジャパン株式会社をアピールする。
ジェスパー・ジェンセン氏
ジェンセン・グループCEOで
ジェンセン・ジャパン(株)の代表取締役会長でもある
後藤進氏
ジェンセン・ジャパン(株)代表取締役社長
ジェンセン・ジャパン株式会社
〒279-0022 千葉県浦安市今川4-9-1-203
TEL 047-311-4882 FAX 047-311-4892
ジェンセン・グループは1937年、デンマークで創業。世界19カ国に拠点を持ち、40カ国以上で販売している。ユーロネクスト・ブリュッセル証券取引所に上場しており、2013年度の営業収益は310億円、資産87億円。従業員数1,100名。近年は2011年に中国に新工場、2012年ドバイ、2013年ブラジル、オーストリアでそれぞれ新会社を設立している。
http://www.jensen-group.com/
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