全ク連・中央青年部会(小黒一也部会長)は、平成26年度のクリーニングサービスに関する利用者意識調査のテーマを「衣類の保管と衣替え〜大切にしたい衣類と文化〜」に決定した。
意識調査を企画した中央青年部会の需要開発研究委員会(田村直仁委員長)では、衣類の収納方法がたんすからクローゼットへと変化したことで、衣替え時に洗ってから収納する“しまい洗い”のニーズが縮小し、クローゼットにかけっぱなしの衣類を着用前にメンテナンスする“着る前洗い”へのシフトが見られるとし、取り組む需要拡大策として次のポイントを設定し、調査・分析を行う。
- 衣替えの文化を衣類のケアに結び付け、大切な衣類を長く着るために仕舞う前にクリーニングを利用することの重要性を知ってもらうこと
- 衣替え文化の根付いていない若年層に衣替え文化を絶やすことなく継承し、現代のライフスタイルにマッチさせながらクリーニングに出すきっかけを新たに与えること
- 特に都市部における収納スペースの確保が困難な状況で、近年拡大の兆しを見せている「衣類や寝具の保管ビジネス」に焦点を当てつつ、まずは「家庭での適切な衣類の保管方法」を提案すること
調査期間は2014年9月20日〜10月19日。全国の青年部員が利用者に聞き取り調査を行なうほか、クリーニングの日のイベントなどでの街頭調査、インターネット上でのアンケートを実施。
来年3月下旬までに報告書を取りまとめる予定。