全国クリーニング生活衛生同業組合連合会(小池広昭会長)は、クリーニング師資格の資質向上に向けた取組みを平成29年度の重点事業のひとつにしているが、クリーニング師研修の現状と課題について話し合う関係者懇談会を全国で開催する。
クリーニング師研修は3年を1クールとし、現在は第10クール(平成28年度〜30年度)となっているが、開始当初には約60%あった受講率も年々減少し、現在は30%台を推移する状態となっている。
そこで関係者懇談会では、全ク連と関係行政機関、全国生活衛生営業指導センター、都道府県生活衛生営業指導センター、都道府県クリーニング組合が意見交換を行い、受講者数の増加のための対策等を検討する。
7月25日に埼玉県で開かれた懇談会には23名が参加。当日はクリーニング師名簿やクリーニング施設を実態に即したかたちで整備することの必要性や、行政の周知、保健所の監視指導強化などの提案が出た。
関係者懇談会は埼玉県のほか、北海道、千葉県、東京都、神奈川県、大阪府の全国6カ所で開催する予定。