全国クリーニング生活衛生同業組合連合会(小池広昭会長)は、長期間放置品解消を目的としたPRキャンペーンを企画・展開しているが、利用者に放置品の引取りを促す「放置品引取り推進ポスター」を作製、全組合員に配布した。
全ク連では長期間放置品の実態把握のためアンケート調査を行い、9月29日のクリーニングの日に連動させて、テレビ、新聞、雑誌等のメディアにその調査結果を公表。NHKニュースなどでも取り上げられた。
あわせて今回作製したポスターを店頭掲示することで利用者の目に触れる機会を増やし、PRキャンペーンにおける相乗効果を高めていくとしている。
ポスターはA3サイズ(両面印刷)で、「お客様の大切な衣類 お忘れではありませんか?」をメインコピーに、片面のブルーバージョンは「きれいに仕上げてお待ちしています」、もう片面はオレンジバージョンで「早く迎えに来てください」というもの。クリーニングの仕上がり予定日が過ぎたら1日も早い引取りをお願いする内容となっている。
ブルーバージョン
仕上ったばかりのお預り品の「綺麗さ」を強調し、この綺麗な衣類を少しでも早く引き取ってほしいクリーニング事業者の気持ちを表現したという。
オレンジバージョン
引き取りのお忘れに対する危機感をオレンジで表現。仕上り品には擬人的な表情を加え、一刻も早い引き取りを利用者の情に訴える。「きれいに仕上がっているのに悲しい」の相反する感情を同時に表わすことで見た人に、ある種の違和感を感じてもらう趣旨とのこと。
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