クリーニング師資格のあり方、令和2年度報告書まとまる

全国クリーニング生活衛生同業組合連合会(小池広昭会長)の「クリーニング師資格のあり方に関する調査検討委員会」(相澤好治委員長/北里大学名誉教授)が、令和元年度より協議を行なってきたクリーニング師資格に関する令和2年度事業の報告書がまとまった。

クリーニング師資格のあり方報告書

報告書はアンケート調査、提言、ワイシャツのアイロン仕上げの基本手順の3部構成。「クリーニング師の責務・役割の明確化」および「クリーニング師試験の全国統一化」にむけた令和2年度の提言を行っている。

また技能試験の全国統一化にむけた案として、入手が容易であることや技能試験を実施する会場の制約を受けないよう、家庭用アイロンを用いたワイシャツ仕上げ試験の方法を提案している。合否判定は商品価値としての仕上りの良し悪しではなく「正しい手順でアイロン操作ができているか」とすることで審査方法を標準化することを提案。教材として作成した動画をDVDにして報告書の巻末付録にした。

同委員会は令和3年度も継続して協議を行い、クリーニング師資格のあるべき姿の早期実現にむけて必要な改革をはかっていく予定。

報告書は全ク連ホームページでも閲覧可能。https://www.zenkuren.or.jp/news/5827

クリーニング師資格のあり方報告書アンケート結果

クリーニング師資格のあり方報告書DVD

技能試験の全国統一化にむけた案として、家庭用アイロンを用いたワイシャツ仕上げ試験の方法を提案し、動画をDVDにして巻末付録としている。

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