ミラノの国際展、100カ国以上から来場
クリーニングの国際展示会「EXPO detergo International 2022」が2022年10月21日から24日まで、イタリア・ミラノで開催された。今年はイタリアをはじめ世界23カ国から250社が出展。期間中、100カ国以上から約17,000人が来場した。
今回の展示会は「より少ないエネルギーでより多くのことを行う」がキーワード。特にエネルギー消費量の多い産業用ランドリーにとって燃料費の高騰は喫緊の課題となっているが、それに対応した機械やシステムを各社が提案。超高速・省エネ型の洗濯機、人間工学に基づいた低消費電力の仕上げ機、工程を遠隔管理するデジタル化機器、高効率で環境に配慮した洗剤などが展示された。機械分野では、メーカーがエネルギー節約計画の真のコンサルタントとなりつつあるとの声も聞かれ、実際に最新のシステムでは必要な電力が従来の2.5kwhから約0.8kwhまで削減されているとのこと。
EXPOdetergo InternationalのMarco Sancassani代表は「世界中からの来場者と出会い、このイベントの国際的な役割を確認し強化することができた。そしてなにより出展企業は進化しており、要求の厳しいプロの来場者は、展示会で提供される機械や製品の背景にある研究開発を高く評価していた」と話していた。
また2026年に向けてロゴのリニューアルを発表、市場とともに進化していこうという意志を示した。