クリーンライフ協会、事務局は全協に

一般社団法人クリーンライフ協会は10月28日、第3回理事会と臨時総会を開催した。前専務理事の資金不正流用による解任にともない、事業内容や事務局運営などで2カ月あまり協議が続けられていたが、次のような内容で議案が承認された。

事務局の運営は全国クリーニング生活衛生同業組合連合会にかわり、全国クリーニング協議会が行うことが決まり、2025年1月から全面的に移管する。

役員には、会長に髙木健志氏(全国クリーニング協議会)、副会長に野澤勝義氏(全国クリーニング生活衛生同業組合連合会)、荻野仁氏(株式会社白洋舍)、専務理事・事務局長に片山徹氏(全国クリーニング協議会)が選任された。

外国人技能実習事業について、適合事業所認定制度の制度策定と実施が事業に追加された。同事業の早期の許可実現をめざし、初級認定試験の開始と認定工場制度の運用を進めていくとしている。

このほか各事業の今後の展開も見直された。

  • 環境保全対策部会は継続するが、部会内のポリ包装抑制分科会は会長人事も含め分科会で今後の方向性を決める。
  • 事故防止対策部会(日本繊維製品・クリーニング協議会)はクリーンライフ協会の事業から外し、全国クリーニング生活衛生同業組合連合会の事業とする。
  • 需要拡大検討委員会は今期の活動は休止。今後については検討を継続。
  • 雇用環境改善検討委員会は今期設置しない。
  • クリーニング師の試験統一化事業は中止。

また今年度は赤字の予算となることから、一定の資金を全国クリーニング協議会が拠出する。

AMG