第5回 困難な作業を簡単に
以前、間違った顧客管理は致命傷になると書きましたが、正しく活用すれば、大変有効な販促です。つまり顧客管理とDM(ダイレクトメール)のような販促は一体でして、決して切り離して考えてはいけないということです。
販促という文字がおどるだけで、セールを考えているようでは、顧客管理はしない方が良いでしょう。むしろ、お客様の近況を把握したり、行動パターンを把握することに重点をおき、いかにタイムリーに、さまざまなご案内を提供することができるかがポイントではないでしょうか。
そうなるには「個」で捉えたマーケティングが必要になります。
そのようなマーケティングには、コンピュータは必要不可欠といえます。ここまで書いたような戦略を、頭の中でだけで行おうとしても、これは不可能です。しかしコンピュータがあれば、前にも書きましたようにDB(データベース)が基本であるわけですから、簡単な作業といえるでしょう。
とはいっても現在、レジで受付をされている方は、そのデータをパソコンに取り込むのも大変な作業といえるでしょう。むろん、業者に頼んでDBを構築するのが望ましいのですが、価格的に安いものではありませんので、必要に応じて検討していきたいところです。